ウチの息子(0歳8ヶ月)は「アッグー」とか「ギィー」とか言葉にならない声を出して
カワイイ盛りでございます。
僕ら夫婦ではお互いに一致した意見がありまして、息子には「パパママではなく、お父さんお母さんと呼ばせる」ことです。
これはもちろん賛否両論ありますし「パパ〜」と息子に呼んでもらえたら、それはメチャクチャ嬉しいに決まってます。
短い単語の方が小さい子どもがしゃべりやすいのも十分理解できます。
この記事は、子どもにパパママという呼び方をされている方を非難するものでもありませんし、特定の呼び方を推奨するわけでもありません。
僕自身、両親のことを「パパ」「ママ」と呼んでいました。しかし、それがいつしかストレスになってしまったのです。
この【パパママ呼び方問題】について、自身の経験をもとにお話します。
※問題というのも大げさな気もしますが、かつての僕にとっては「問題」でした。
あなたはパパですか?お父さんですか?
2009年にベネッセが実施した1300名の調査によると、約4割がパパ・ママで、5割がお父さん・お母さんという結果でした。
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パパ・ママ 39.8%
お父さん・お母さん 52.2%出典:ベネッセ教育情報サイト
大差はありませんが、パパママの方が少数派なんですね。
呼び方は様々。パパ・お父さん以外にも、
- とーちゃん
- 親父
- おっとー
- とと
- 父親の名前
- あだ名
などなど、
それぞれの家庭に、その家庭でしか通用しない言葉ってあったりしますよね。
親の呼び方がいつしかストレスに
僕の場合も、物心ついた時にはすでに「パパ」「ママ」と呼んでいました。
両親からお父さんお母さんと呼ぶように言われた記憶もないので、自然にそうなったのかと思います。
ところが、小学校に入ったあたりでしょうか。
友だちが親のことをお父さんお母さんと呼ぶ姿を目の当たりにすると、
パパママと呼ぶのが急に恥ずかしくなり、家の中でしか呼ばなくなりました。
高学年になる頃には、すっかり家でも人前でもパパママは使っていなかったと記憶しています。
かといって、お父さんお母さんと呼び方を変えるのも恥ずかしく、そのきっかけやタイミングもなく「おーい」とか「ねえ」とかを駆使しながら、なんとかごまかしていました。
思春期に突入すれば、「おやじ」「おふくろ」(←古い?)とか言えそうな気もしますが、これもタイミングを逸してしまいました。
親を呼ぶタイミングは不意に訪れます。そのたび困ったり戸惑うことがストレスに感じていました。
例えば、隣にいれば「あのさー」と話しかければよいのですが、困るのは少し離れた場所に親がいて、呼んでこっちを振り向かせる時など。
人の多い場所なんかだったりすると、「おーい」と呼んでも気付いてくれません。結局、近くまで駆け寄って呼ぶハメになるわけです。
成人して、社会人になっても、この【パパママ呼び方問題】が続くとは・・・
子ども(孫)の誕生で解決か?
長い間くすぶり続けた【親の呼び方問題】もつい最近やっと解決!?しました。
子ども(孫)が産まれたからです。
そう、「ジジ」「ババ」と呼ぶようになりました笑
パパママとは呼べなかったのが、ジジババと呼べるのは謎です。。。
たぶんこの先も両親のことを「お父さん」「お母さん」と言えないのだろうと思います。
それはそれで後悔しそうな気がしないでもありません。
いい歳して、呼びたければさっさと呼べよ!と思うかもしれませんが、いい歳になってしまったからこそ呼べないのかもしれません。
両親も今さらお父さん・お母さんと呼んだところで何の反応もないでしょうから。。。
これからは気軽にジジ、ババと呼んであげたいと思っています!
子どもが呼びたいように呼ばせよう
結局、親の呼び方は、そんなに気にすることでもないんですよね。
とりあえず、パパママというよりは、お父さんお母さんと呼んでもらえるように教えていこうと思います。
もちろん小さい頃はパパ・ママと呼ばせて、小学校に入るタイミングでお父さん・お母さんと呼んでもらえるように、教えてあげれば良いのかもしれません。
とにかく、たくさん話しかけて会話をしよう。
大切なのは会話の量。子どもと会話できる時間はそう長くない。
僕自身を振り返ってみて、親とたくさん会話していたのは小学校低学年くらいまで。
思春期になれば、ほぼ単語でのやりとりになってしまいます。
だからそれまでの貴重な時間で、
いろんなコトバを覚えさせて、自分の気持ちをきちんと伝えられるように教えてあげたい。
親子の信頼関係が築けていれば呼び方なんて、大した問題ではないのだから、呼びたいように呼ばせてあげよう。
息子よ、
なんて呼んでくれるのか、今から楽しみに待ってるゾ。父より。